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「曹操の墓」は「本物」と断定 社科院
調査チームを率いて河南省安陽市西高穴村に赴き、「曹魏高陵」の現地調査を実施した中国社会科学院(社科院)考古研究所の王巍所長は13日、調査の結果、これが考古学的に見て「曹操の墓」に間違いないという見解を示した。王所長は同時に、世間の注目の的となっている「曹魏高陵」が、社科院考古研究所の選ぶ「2009年中国六大考古新発見」に入ったことも明らかにした。
以下、王所長のコメント:
考古学者が墓の主人が誰であるかを判断する際には、墓の形制、規模、規格?年代などを主な判断基準とする。特に、文字資料など墓からの出土文物は貴重な資料となる。考古学者はこれまでに、このような考古研究法にもとづき、河北省満城県にある前漢時代の中山靖王墓や広州市にある前漢時代の南越王墓を断定してきた。西高村の「曹魏高陵」についても同様に、この方法を適用することができる。
西高穴村の「曹魏高陵」が本物かどうかの判断根拠となったのは、発掘された考古資料で、その後に集められた副葬品などは、あくまでも参考品にすぎない。魏武王の元号期間が1年にも満たなかったことから、ここに埋葬された時期は特定可能であるうえ、墓の規格レベルは高く、形制上の特徴は並外れている。特に、墓の方位は歴史的文献と一致しており、出土文物に記された銘文に残された墓の主人に関する情報は、本物と断定する決め手となり、疑いをはさむ余地がない。
「曹魏高陵」が「2009年中国六大考古新発見」のひとつに選出された根拠は、その学術面での重要性であり、社会の関心度ではない。社科院考古研究所はこれまでにも、六大発見を選出する際に、学術的価値を重視してきた。発掘された出土文物の中には、特に精巧でも美しいものでもなかったり、社会から注目されているものではないけれども、学術研究上あるいは歴史?文化研究上極めて重要な意義があるものは、選出の対象となってきた。