鼈頭渚公園
太湖の景観は、北部の無錫周辺が最も美しいといわれる。最も有名な観光地は、無錫市街の西の太湖に突き出た半島にある鼈頭渚公園であろう。太湖とその一部である蠡湖の間にそびえる充山は、西端で半島を形成しており六朝時代から庭園が整えられてきた。明朝末期に東林党を指揮した高攀龍など多くの文人がこの地から太湖を眺めている。中華民国時代の1918年から名家の人士が築いた庭園は中華人民共和国時代に入り広大な公園となった。鼈頭渚公園沖合には西鴨、大磯、小磯の三つの島からなる太湖仙島、またの名を「三山」と呼ばれる島々が浮かんでおり、山々に囲まれ島が浮かぶ太湖の風景を楽しめる。
蠡園
太湖の一部である蠡湖(五里湖)のほとりに広がる蠡園は、 江南地方の名園のひとつに数えられる美しい庭園である。
越王勾践の臣下、范蠡(ハンレイ)のゆかりの地とされ、 范蠡は政務を離れた後に太湖のほとりに隠棲し、 中国四大美人の一人、西施と舟遊びを楽しんでいたと伝えられている。
錫恵公園
公園内は多くの名泉があるがこの天下第二泉は唐代の陸羽が名づけたという。では天下第一は? と問いたくなるが、陸羽はここが天下第一だと言いたいのである。それを第二と名づけるところが有名にした由縁である。公園内の庭園?寄暢園は中国庭園の代表作で、明代の造園になり、個人が余生を送るために造ったという。この額字には御筆とあり、ずいぶん偉い人の書なのであろう。園内には静かな池と清い水が目を引く。今は観光地として開放されているが、ここを独り占めしていたのはどんな人であろうか?
三国城
太湖の畔に位置する三国志のテーマパーク(敷地面積35ヘクタール)。もともとは中国中央テレビ(CCTV)の連続ドラマ『三国演義』のオープンセットであり、「劉備招親」「火焼赤壁」「草船借箭」などの名シーンはいずれもここで撮影された。園内には「呉王宮」「甘露寺」「七星壇」などドラマ撮影のために建設された大型建造物が数十余りもあり、総建築面積は8万5000m2におよぶ。その後さらに「桃園」「赤壁古桟道」「競技場」などの観光スポットが建設され、中国国内はもとより世界の三国志ファンを引き付けている。
水滸城
中央電視台の「水滸伝」を撮影するために建設されました。私が行った時はまだ一般公開されたばかりの頃だったので、あまり設備が整っていない感じでした。ずいぶん広く、京城区、州県区、梁山区、水上区の四つの区域に分かれています。