中国の観光地
白塔山公園
蘭州を取り囲むように横たわる白塔山。園内の山頂に白塔寺があることからこの名がある。その昔、この山はシルクロードの軍事上の拠点で、麓には砦があった。白塔寺は七層?八角になっていて、高さは17mのチベット風の小さな白い塔がある。創建は元代で、チンギス?ハンに謁見するため、チベットから派遣されたラマ教の高僧がここで病死した。そのことを知ったチンギス?ハンが心を痛めて建てたのである。現在は、三宮殿、羅漢殿、雲月寺などの建築群を含むと敷地面積8,000㎡にも及ぶ。また、白塔山からの眺望も素晴らしく、黄河北岸の白塔山周辺に住む回族が信仰するイスラム教のモスクや黄河の悠久の流れを堪能できる。
五泉山公園
五泉山公園は蘭州市南側に位した公園に形成された風景区として2,000余年の歴史を持った聖地でもある。 海抜 1,600メートル高さに総26万平方メートルにわたって形成されたこちらには伝説の五泉である恵泉、甘露泉、菊月泉、摸子泉、朦泉が現存する。
当地の伝説によれば漢武帝の有能な青年将軍だった霍去病が匈奴の地に遠征した頃喉の渇きに苦しんだ彼と援兵がこちらへ来て上で列挙した 5ヶ所に剣で地を突くと泉水が湧いたと言う。
以外にまた宋代立てられた道教、仏教、チベット仏教が混合した様式のお寺と1894年に落下したという陨石も見物である。
毎年旧暦 4月初8日になると山頂で庙会と各種民俗文化活動が開かれ毎年お正月には燈火祭りが開かれる。五泉山公園は蘭州市と黄河をひと目に眺めることができる所で伝説ある名勝地ながら蘭州市民の休息と娯楽場所でも活用されている。