花渓公園
貴陽市の南17キロ。公園の真ん中を花渓河が流れる。河あり滝あり池あり。それが全体緑の山の中にあり、小径と橋で散策路が繋がっている。 春には百花繚乱となる。公園の正面には大将山がそびえる。緑の屏風のようである。山麓に点在する村落は、ミャオ(苗)、プイ(布依)などの少数民族が多い。
なお、花渓河とは、南明河の一部、竜山峡から済番橋までを言う。
黔霊公園
貴陽市の西北部にあり、有名な黔霊山を中心として作られた公園で、園内は黔霊湖、麒麟洞などみどころもある。黔霊山は屏風のように連なっており、標高は1300mであり、山の上には1500余り種類の樹、花が自生しているほか、1000種類以上の貴重な薬草も自生している。また、猴群、いくつか種の鳥も生息している。
頂上には清代の初期に建てられた古刹弘福寺が立っている。ここからは貴陽の市街地が一望できて素晴らしい。黔霊山の後ろには黔霊湖が広がっている。園内は、遊園地も整備されているので、住民の憩いの場として親しまれている。
甲秀楼
甲秀楼は貴陽南明河にある一つの巨石に所在している。明代の万歴二十五年(1597年)に建設されたのである。当時、貴州省の地方役員が秀才の向上心を励ますため、甲秀楼と言った楼閣を作らせたとのことである。甲秀楼の中に貴陽出身詩人の劉蘊良氏が甲秀楼のため作った対句が遺されている。今は省レベルの重点的文物保護地と指定されている。
青岩古鎮
青岩八牌坊-古鎮の東西南北四箇所の門に八つの石牌坊があったが、1960年代に五つが破壊され、現存するものは三つとなっている。
青岩九寺-竜泉、慈云、観音、朝陽、迎祥、寿佛、圓通、鳳凰、蓮花。
青岩八廟-薬王、黒神、川祖、雷祖、財神、孫[月賓]、東嶽。
青岩五閣-奎光、文昌、云竜、三官、玉皇
青岩二祠-班麟貴土司祠,趙国[シ樹-木]祠
趙(以炯)状元故居、青岩書院,万寿宮、水星楼、青岩冷杉
黄果樹瀑布
貴陽から西へ160キロ。カルロス地帯が広がる一帯に鎮寧ブイ族ミャオ族自治区がある。その県城の西南15キロ。白水河に懸かる滝が黄果樹瀑布。
カルロス地形の大地が段をなし、白水河は黄果樹で九段の瀑布を作るが、そのうち最も大きいものが黄果樹瀑布である。高さは66メートル。幅は水量によって異なるが通常で81メートル。
轟音が耳を聾し、水しぶきが舞い上がり、光の角度によって幾重にも虹が懸かり、風の向きでしぶきが光のなかをキラキラしながら流れて行く。