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概要
玉門関は、通称「小方盤城(しょうほうばんじょう)」とも呼ばれ、甘粛省敦煌市の西北約90kmのゴビ砂漠地帯に位置する、漢代に河西回廊の西端に築かれた重要な軍事関門であり、シルクロードの北道の要衝でした。西域の美玉がこの関門を通じて中原に運ばれたことに由来してその名がついたと伝えられています。紀元前107年頃、漢の武帝の時代に建設され、陽関と並んで「両関」と称され、中原と西域を結ぶ交通の要所としての役割を担いました。2014年には、「シルクロード:長安-天山回廊の道網」の一部として世界遺産に登録されました。唐代の詩人・王之渙(おう しかん)が詠んだ「羌笛何須怨楊柳 春風不度玉門関」という名句は、この地の歴史的な哀愁と雄大さを今に伝えています。
主な見どころ
遺跡群の中心は小方盤城遺跡で、現在主に以下の3つのスポットが公開されています。
小方盤城遺跡(玉門関):中心的な関城跡で、黄土で版築された方形の城壁が比較的良く残っており、往時の関門の姿を偲ぶことができます。
大方盤城遺跡(河倉城):小方盤城の北東約10kmに位置する、漢代から魏晋時代にかけての軍需物資の補給倉庫跡で、その規模の大きさが特徴です。
漢の長城遺跡:砂や砂利、葦(あし)などの現地の材料を用いて築かれた漢代の長城の一部が保存されており、当時の建築技術をうかがい知ることができます。
各見どころは離れているため、園内のシャトルバスを利用して移動します。
観光情報
住所:甘粛省酒泉市敦煌市城西北80kmのゴビ砂漠地帯。
営業時間:最新の案内によると、チケット販売は毎日 8:00~19:00、シャトルバスの最終便は19:00発です。
入場料:チケット40元/人シャトルバス50元/人
予約:入場には実名制の事前予約が必要です。