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概要
唐家河国立自然保護区(とうかがこくりつしぜんほごく)は、四川省広元市青川県境内に位置し、岷山東北麓、竜門山北段の高山峡谷地域に広がっています。総面積は4万ヘクタール、森林被覆率は96.15%に達します。1978年に省級自然保護区として設立され、1986年に国家級に昇格しました。主な保護対象はジャイアントパンダ、キンシコウ、ターキン(ニュウギュウ)とその生息地であり、ジャイアントパンダ国立公園の重要な構成部分です。
唐家河は、世界の生物多様性保全のホットスポットの一つであり、「天然の遺伝子バンク」「生命の故郷」、岷山山系の「緑の真珠」と称されています。区域内には3,700種以上の動植物が生息・生育し、そのうち国家一級重点保護動物は13種にのぼります。ジャイアントパンダ(約60頭)、キンシコウ(約1,200頭)、ターキン(約1,200頭)などが生息しています。また、世界で低地森林生態系における野生動物の遭遇率が最も高い場所の一つとしても知られています-9。さらに、保護区内には陰平古道、摩天嶺などの歴史人文遺跡もあり、自然と人文の二重の魅力を兼ね備えています。
主な見どころ
1. 摩天嶺(まてんれい):標高約2,227メートル。陰平古道で最も険しい区間であり、三国時代に魏の将軍・鄧艾が「氈(フェルト)に包まって降下」し蜀を滅ぼしたとされる経由地です。山頂からは甘粛省白水江と唐家河の両保護区の山々を一望でき、往復のハイキングには約3〜4時間を要します。
2. 陰平古道(いんへいこどう):古蜀道の重要な構成部分であり、沿線には孔明碑、写字的、落衣溝、紅軍橋など多数の歴史的遺跡があります。
3. 唐家河自然博物館:貴重な動植物の剥製標本数百点を所蔵し、ジャイアントパンダ、キンシコウ、ターキンなどの保護動物の生態情報を展示しており、保護区を理解するための最適な窓口です。
4. 白熊坪(はくゆうへい):世界的に有名な二番目のジャイアントパンダ野外定位観測站で、パンダの野外保護と研究活動について学ぶことができます。
5. 蔡家坝—毛香坝—水池坪 一帯:観光バスの主要ルートです。沿線ではカマクモザル、ターキン、コジカなどの野生動物に出会えるほか、古氷河の遺跡(U字谷、氷穴、巨大な漂礫など)も観察できます。
6. 彩林谷(さいりんこく):秋季(10月下旬〜11月中旬)には紅葉と彩林が織りなす色彩豊かな景観が広がり、紅葉狩りの名所です。
観光情報
住所:四川省広元市青川県青渓鎮
開館時間:毎日 8:30 - 17:00(16:00入場停止)
チケット料金:55元/人 観光バス券:60元/人
実名制予約の要不要:必要